ローマ滞在3日目は、世界最小の独立国家「バチカン市国」と、テヴェレ川沿いにそびえる「サンタンジェロ城」を訪れました。午前中にサン・ピエトロ大聖堂とバチカン美術館を見学し、その足でサンタンジェロ城へ向かうという、ローマの歴史をたっぷり堪能できる1日となりました。
- サンタンジェロ城(Castel Sant'Angelo)の基本情報と見どころ
- バチカン市国からサンタンジェロ城まで 〜巡礼者たちが歩いた道〜
- サンタンジェロ城 見どころ
- 【周辺グルメ】サンタンジェロ城近くの絶品パスタ屋さん「Labottega」
- 【おまけの癒し】散歩&ジェラートで一息「La Romana Dal」
- 【夜ごはんは軽めに】ホテル近くのスーパーでローカル体験
サンタンジェロ城(Castel Sant'Angelo)の基本情報と見どころ
ローマのテヴェレ川沿いにたたずむ「サンタンジェロ城(Castel Sant'Angelo)」は、元々は皇帝ハドリアヌスの霊廟として2世紀に建設されました。
その後、時代の変化とともに要塞、牢獄、教皇の避難所、博物館と多様な役割を担ってきた、多機能な歴史建築です。

基本情報(2025年4月時点)
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所在地:Lungotevere Castello, 50, 00193 Roma
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開館時間:9:00〜19:30(最終入場18:30)
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入場料:一般 15ユーロ前後(※ローマパス利用可)
バチカン市国からサンタンジェロ城まで 〜巡礼者たちが歩いた道〜
バチカン市国からサンタンジェロ城までは、徒歩で15分ほどの距離です。現在では観光客の往来が多いエリアですが、かつては「巡礼者の道(Via dei Pellegrini)」として、ローマを訪れたキリスト教徒たちが通った重要なルートの一部でした。
中世の巡礼者たちは、サン・ピエトロ大聖堂を目指してヨーロッパ中からローマに集まり、城壁の外からこのルートを歩いて聖地へ向かいました。彼らにとっては、この道を歩くことそのものが信仰の証であり、魂の救済を願う「聖なる旅」だったのです。
バチカンからサンタンジェロ城へ向かう途中には、以下のようなスポットが点在しています。
サント・スピリト・イン・サッシア教会(Santo Spirito in Sassia)
この教会は、古くはサクソン人巡礼者のためのホスピスとして機能していました。ローマに到着した巡礼者が、疲れを癒すために立ち寄った場所です。現在でも美しい内部装飾が残されており、静かな祈りの空間となっています。

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世橋(Ponte Vittorio Emanuele II)
この橋を渡ると、すぐ目の前にサンタンジェロ城が見えてきます。現在は車も通る近代的な橋ですが、橋の上から見るテヴェレ川とサンタンジェロ城の風景は非常に美しく、撮影スポットとしても人気です。
こうしてサン・ピエトロ大聖堂で祈りを捧げた後、サンタンジェロ城を目指して歩いた巡礼者たちの足跡をたどることは、現代の私たちにとっても特別な体験となります。道中にはカフェや土産物店も多く、歴史に思いを馳せながらの散策にぴったりです。

サンタンジェロ城 見どころ
【見どころ①】皇帝の霊廟跡と円筒形構造
現在のサンタンジェロ城の中心に見られる円筒状の建物は、ハドリアヌス帝の霊廟として建てられた当時の名残です。圧倒的な存在感とシンメトリーな造形美が、時代を越えて見る者を魅了します。
【見どころ②】古代ローマの技術を体感「螺旋スロープ」
内部に入ると現れるのが、古代ローマ特有の螺旋状のスロープ。城内をぐるぐると登っていく構造で、当時の建築技術の高さを体感できます。登る途中には歴史的展示や石像などもあり、見応え十分。

【見どころ③】牢獄跡と中世の武器庫
中世には防衛施設や牢獄として使われていた名残が、現在もそのまま残されています。兵器、拷問器具、牢獄の鉄格子など、生々しい歴史を感じられるエリアです。


【見どころ④】教皇専用の秘密の通路「Passetto di Borgo」
バチカンと城を結ぶ秘密の通路(Passetto di Borgo)も残されています。敵の襲撃時、教皇が身を隠しながら脱出するために利用された歴史的なルートで、映画や歴史書でもしばしば登場します。

【見どころ⑤】屋上テラスからの絶景
最上部にある展望テラスからは、バチカン市国やローマの街並みを一望できます。特にサン・ピエトロ大聖堂とテヴェレ川を背景にした風景は圧巻で、撮影スポットとしても大人気。カフェもありました。

【見どころ⑥】城の守護者・大天使ミカエル像
城の頂上に立つ大天使ミカエル像(現在の像は18世紀のブロンズ製)は、サンタンジェロ城の名前の由来にもなっています。伝説では、ペスト終息時に大天使ミカエルが城の上に姿を現したと言われています。

【見どころ⑦】テヴェレ川と橋の風景

【見どころ⑦】王室?

【周辺グルメ】サンタンジェロ城近くの絶品パスタ屋さん「Labottega」
サンタンジェロ城をじっくり見学したあとは、お腹もちょうど空いてきたので、徒歩数分の場所にある「Labottega」というパスタ屋さんでランチをいただきました。


このお店は、いわゆる観光地向けのレストランではなく、地元の人たちに愛されているローカル感あふれる食堂風のトラットリアといった雰囲気。お昼時には、スーツ姿のビジネスマンや地元のご家族などで賑わっていて、旅行者である自分たちが少し浮いてしまうくらい、まさに“ローマの日常”を感じられるお店でした。
私たちが注文したのは、カルボナーラとアマトリチャーナ。どちらもシンプルながら素材の味がしっかりと活きていて、麺の茹で加減も絶妙。特にカルボナーラの濃厚なチーズの香りとパンチェッタの塩気が絶妙に絡み合っていて、思わずため息が出るほどの美味しさでした。
前日に訪れた有名観光地「LA CARBONARA」は、その名の通り観光客向けの雰囲気と価格設定で、食事の満足度もやや物足りなさを感じていたのですが、こちらの「Labottega」では、リーズナブルで本格的なローマの味を楽しむことができ、改めて“地元のお店に入ってみる価値”を実感しました。お手洗いはない店でした。

さらにその後、近くの市場に立ち寄り、新鮮な野菜などを眺めながらぶらぶらと散策。観光地とは違った日常のローマが垣間見えて楽しかったです。


【おまけの癒し】散歩&ジェラートで一息「La Romana Dal」


そして歩き疲れたころ、甘いものが欲しくなって立ち寄ったのが、ジェラート屋さん「La Romana Dal」です。ローマには数多くのジェラート店がありますが、その中でも評判の高いこのお店は、品質の高さと素材の組み合わせの妙で知られています。

ショーケースの中には、クラシックなチョコレートやバニラだけでなく、ピスタチオ×塩キャラメル、リコッタ×イチジクなど、ちょっと変わったフレーバーも多く、どれを選ぶかかなり迷ってしまいました。最終的に私はブラッドオレンジとマンゴーの2種類を選びましたが、どちらも濃厚で、それでいて後味は軽やか。1スクープでもしっかり満足できるクオリティでした。価格は約4ユーロと少し高めに感じるかもしれませんが、その価値は十分にあります。
お店の内装も清潔感があり、スタッフの対応もフレンドリーで、地元の常連さんたちがくつろいでいる様子がとても印象的でした。ローマのジェラート文化の奥深さを、少しだけ体験できた気がします。

【夜ごはんは軽めに】ホテル近くのスーパーでローカル体験
夕方以降はそれほどお腹も空かなかったので、夜ごはんは軽めにすることにしました。ホテルの近くにあるスーパーマーケット「CONAD」に立ち寄り、サラダやピザなどをいくつか買って、ホテルの部屋でゆっくりと過ごす静かな夜になりました。
旅先でスーパーマーケットを訪れるのは、その国の日常生活を垣間見る楽しみのひとつでもあります。日本では見かけないような食材やパッケージ、ローカルメーカーの商品が並ぶ棚を眺めているだけで、つい時間を忘れてしまいました。

明日は電車でベネチアへ移動します。ローマで過ごす最後の夜は、観光・食・散策と盛りだくさんの一日となり、大満足の締めくくりとなりました。
お次はこちら!ローマからベネチアへ移動します。