2025年春、ヨーロッパを周遊し、いよいよアテネでの市内観光をスタートしました。まずはギリシャの歴史を学べる国立考古学博物館(Εθνικό Αρχαιολογικό Μουσείο)へ向かいます。
国立考古学博物館(Εθνικό Αρχαιολογικό Μουσείο)は、ギリシャ各地から出土した貴重な遺物を展示する国内最大級の博物館です。先史時代から後期ローマ時代までの幅広い時代の収蔵品があり、特にミケーネ文明の遺物が有名です。
博物館の概要

営業時間・料金
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営業時間:午前8時~午後8時(季節によって変動あり)冬季は午前9時〜午後4時
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入場料:12€(冬季は6€)
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チケット購入:事前にオンライン購入可能、当日窓口でも購入可
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チケット購入URL:公式サイト
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展示品ガイドURL:展示品ガイド
今回はオンラインで事前に購入しました。閑散期だったので、その日の10時だった時でも11時〜12時の枠は空いていました。
メールでチケットが送られてきます。

有名な展示品と見どころ
アガメムノンの黄金のマスク
博物館の中央にあるミケーネの部屋に展示されている、最も有名な遺物の一つです。シュリーマンによって発掘され、「アガメムノンのマスク」と名付けられましたが、現在ではアガメムノン本人のものではないとされています。それでも、紀元前16世紀頃のミケーネ文明の高度な金細工技術を象徴する貴重な遺物です。

教科書で見たことあるやつ!今はアガメムノンのものだと思われていないようですが、感動です。
その他にも黄金の盃や装飾品や宝飾、印章などがかなりありました。
ミケーネ文明は、紀元前20〜12世紀にと言われていますが、高度な文明が発展していたということを感じることができました。この部屋のサイドの部屋にはキクラデス、クレタ文明の展示がありました。


そしてそのまままっすぐ進んだ部屋にあるのが21室になります。
馬に乗る少年のブロンズ像(21室)
ギリシャ彫刻の傑作とされる青銅製の作品で、ダイナミックな動きが見事に表現されています。ギリシャ彫刻の多くがローマ時代に大理石で複製されたものですが、青銅像は溶かされ日用品や戦争に使われることが多く、当時のオリジナルのまま残ることが非常に少ないため、貴重な一品です。

これと同時に発見されたのがポセイドンのブロンズ像です。(15室)馬に乗る少年の像から左手に進んだ角部屋にあります。
ポセイドンのブロンズ像(15室)
エヴィア島アルテミシオン沖の海底から1928年に発見された青銅像。右手に三叉の鉾(トライデント)を持っていたとされ、力強いポーズが特徴的です。ギリシャ神話の神々を描いた貴重なブロンズ像の一つです。

ディアドゥメノスの像(21室)
スポーツバンドみたいなものをつけている人のことをディアドゥメノスというそうで、ポリュクレイトスが作成した像の一つです。

マラトンの少年像(28室)

ギリシャの彫刻家プラクシテレスによる紀元前330〜340年頃の作品で、古代ギリシャのリアルな人体表現を示す重要な作品だそうです。
アンティキセラの青年像(28室)
アンティキセラの海で発見されたこの作品は、古典期の作品とされ、紀元前340年頃のものです。神のうちの誰かを描いていると考えられますが、持ち物が失われているため、特定はされていません。

ミロス島のポセイドン像(30室)
ヘレニズム期の代表作と言われ、紀元前130年頃に作られたものです。右手には三股の鉾があったとされており、ギリシャ彫刻の特徴であるリアルな筋肉表現が見どころです。

アフロディテとパンとエロスの像(30室)
ミロのヴィーナスが出土されたことで有名なミロス島で発見されたこの像は、ギリシャ神話に登場するアフロディテ、牧神パン、そして愛の神エロスが描かれており、ギリシャ彫刻の多様なテーマ性を表しています。

クーロス像(8室)
アルカイック期(紀元前7〜6世紀)の青年像(クーロス)で、エジプトの影響を受けた「アルカイックスマイル」と呼ばれる微笑みをたたえています。

2階:陶器コレクション
2階は、ギリシャの壺や陶器のコレクションが展示されています。
黒絵式と赤絵式の壺
ギリシャの壺絵には、黒絵式(黒像式)と赤絵式(赤像式)があります。黒絵式は器のメインの人物などを黒く塗りつぶした後に、耳などの細かい部分を線描する描き方です。赤絵式はメインを塗らずに周りを塗り、メイン部分は筆で文様を描く技法が用いられています。これらの壺には神話のワンシーンが描かれており、古代ギリシャの日常生活や宗教観を知る上で重要な資料となっています。
これは、アッティカ地方の黒絵式壺でトロイヤ戦争でのギリシャ側のアキレウスとトロイヤ側のヘクトルとの戦いの様子です。

赤絵式の壺でヘラクレスが描かれています。

ティラ・ギャラリー(サントリーニ島のアクロティリ遺跡)
サントリーニ島のアクロティリ遺跡から発見された壁画が展示されており、当時の生活風景を色鮮やかに伝えています。


そのほかの展示

左下のセイレーン像面白くて可愛いです。


1階?地下には、お手洗いとカフェと中庭がありました。

展示品マップ
公式サイトにマップが載っているので、印刷して持っていくと、大事な作品を逃さすに回れると思います。
アテネ国立考古学博物館マップ 引用元: 国立考古学博物館公式サイト
まとめ
国立考古学博物館は、ギリシャの歴史と文化を深く知ることができる貴重な施設です。ミケーネ文明の黄金装飾品、希少な青銅像、陶器の美しいデザインなど、多くの見どころがあります。ギリシャ神話や古代ギリシャの芸術に興味がある方にとって、訪れる価値のある博物館でした。

12時に入って13時くらいに出てきました。無料で借りれるオーディオガイドなどを使っていたら、もっと時間がかかるかと思います。
古代アゴラまで、ギリシャヨーグルトを食べながら移動していきます。
